【大室公園】
総面積36.9haの広さを誇り、現在も造成中の総合公園。赤城南麓の中央に位置し、裾が美しく広がる赤城山を大きく望む。園内には国指定史跡の古墳、五料沼や丘、カスケードやオブジェがある広場、水生植物が鑑賞できる親水ゾーン、そして昔の懐かしい養蚕農家の佇まいを復元した民家園ゾーンと、見所が多い。また、季節ごとに目を楽しませてくれるのは、花。サルスベリ、木瓜、桜、梅など…。水と緑と花、そして心地よさがあふれた公園。

 太古からの歴史を見つめ続けてきた古墳。往時の暮らしを伝える古代住居や民家。悠久の時間の中で蓄積された英知に触れることができるのが、大室公園の魅力のひとつである。園内には、国指定史跡となっている前二子古墳など貴重な史跡が点在している。また、6世紀前後の人々の古代住居や江戸末期の養蚕農家の特徴的なつくりをした旧関根家住宅も復元されている。
 ここは、日常の時を忘れ、歴史時間に浸るための格好のスポット。素朴だが、懐かしき古の風景を垣間見ることができるだろう。

【カスケード】
園内には水をモチーフにしたオブジェやカスケードがいくつか点在する。水辺の清涼感を楽しみながら、のんびりと休日を過ごす人々が多い
 
【水琴屈】
地下でひたひたと雫が落ちる音の仕掛け。日本庭園において滝、松の風の音とともに風情ある趣味とされた。窪地につくられたユニークな景観は神秘的な雰囲気を醸し出している。
【梅の庭】
2月から3月にかけて豊潤な梅香で満たされる庭園。庭の一角に設けられた石づくりのテーブルセットや四阿でくつろぎながら花と香りを愛でたい。


【石畳の道】
木立の中へ誘う石畳の道。特に秋は情緒たっぷり。まずは入口で色濃く紅葉したもみぢがお出迎え。落ち葉が舞うゆるやかな上り坂を過ぎると、水の音が美しい水琴屈へ・・・
 キーワードは、「自然」。大室公園のもうひとつの魅力はなにより、その36.9haという広大な敷地を利用した自然の雄大さにある。園内でまず目につくのが五料沼である。噴水やオブジェ、カスケードなどでアレンジされた水は、最終的にはここに流れ込んで来る。沼を見下ろすように広がる丘は、寝転がりたくなるような青々とした芝生に覆われている。風に運ばれてくる澄んだ音色にそのまま耳を傾けるのもいいだろう。
 季節を変えて楽しめるのは花。園内の花々は梅、桜、サルビアなど、実にさまざま。特に、五料沼と五料山に挟まれるようにして広がった夕暮れ時のコスモス畑は圧巻。一枚の絵画のような美しい瞬間が訪れ、心を癒してくれる。普段と変わらない顔。しかしいつも小さな変化と発見で迎えてくれる場所。だからこそ、足を運ぶ人々は絶えない。

【古代住居】
竪穴式住居や高床式倉庫など、6世紀前後に建てられた住居が復元されている。地元の児童生徒や市民の体験学習によって建てられたもの。どれも本格的なつくり。
   
【M-4号古墳】
側面にびっしりと石が敷き詰められた古墳。周りを取り囲むように、埴輪や土器のレプリカが装飾されている。目で見て、手で触れながら歴史を体験できる。
   
【石の風鈴】
風が吹くとリーンと涼やかな音を奏でるオブジェ。石の中で幾重にもこだまするその音色は柔らかく響き渡る。青々と広がる芝生の上で風と音のセッションを楽しみたい。
【水と緑の共演】
階段をすべるように流れていく滝。変化に飛んだつくりによって、それぞれ各段ごとに違った趣きを創り出している。周りに植樹されたサルスベリや木瓜の開花時期は一層華やかに。

【五料沼】
時間によって刻々と表情をかえる水面が美しい。近づくとカモの親子がのびやかに泳ぐ姿が見受けられる。また、沼を囲むように松や桜などが植樹されている。

【癒しの水辺空間】
整備の行き届いた芝生と石段が美しい景観を織りなす。カスケードの穏やかな水の流れのように、思い思いにゆったりとした時間を過ごせる場所。

【水時計のオブジェ】
広場の中心にそびえるシンボル的なオブジェ。古代をモチーフにして噴水をユニークに演出。舟の形をした獅子おどしに一旦ためられた水が、一気に流れ出るさまは豪快そのもの。
【旧関根家住宅】
江戸時代末期の養蚕農家を復元。屋根の一部が切り取られているのは、蚕のために通風を良好にし、採光を調節するため。古き、懐かしき日本の農家がここにある。市指定重要文化財。
【整列した埴輪】
前方後円墳の上に等間隔で埴輪がずらりと並ぶ。馬や巫女、武人といった人物から太刀や盾などの武具まであわせて10数種類を復元。石室は横穴式でここ一帯の古墳に多く見られるのが特徴。
【園内を見渡すオブジェ】
小高い場所にそびえ立つオブジェ。ここからは園内の中心部の風景を一望できる。五料沼や花畑、躍動感溢れる水のモニュメントが眺望のアクセントに。