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饒速日命を祀る磐船神社。饒速日命(ニギハヤヒノミコト)ってだれ、と思われる方も多いことだろう。神武天皇より一足先に大和地方に降臨したとされるのがこの饒速日命であり、古代の大豪族、物部氏の祖と言われている。饒速日命は地元の豪族、長髄彦(ながすねひこ)と結び、大和河内地方の支配者となった。やがて神武天皇の東遷に際し、長髄彦は反旗を翻したが、饒速日命は天皇に帰順し、以後一族は長く朝廷内で強大な権力を保ったという。この饒速日命が天孫降臨された記念の地、それが磐船神社である。境内には饒速日命が降臨に際し乗ってきたという、高さ12メートル、幅12メートルの天の磐船をはじめ、夥しい磐座が続いている。このスケール感は見るものを驚嘆させずにはおかない圧倒的な迫力がある。磐座とは巨石や奇石を神様の御霊の宿るもの、降臨されるものであるという日本人に昔から伝わる信仰である。ここはまさしく、古代の日本人にとって神様の降臨される聖域だったと言えるだろう。 |
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