日本各地にピラミッドと目される巨石群が配置された山が存在している。とりわけ、このどの方向から見ても三角形に見える標高815mの葦獄山は、中でも最も有名なものであろう。昭和初期ピラミッド研究家の酒井勝軍による探検により、山頂から直径約3メートルの太陽石とそれをとりまく磐境を発掘、また尾根続きの鬼叫山に方位石や供物台と呼ばれるドルメン等があることからピラミッドであり、葦獄山は本殿、鬼叫山は拝殿であると発表し有名になった。明らかに人工が加わった数百トン規模の巨石群。言うまでもないが、このような人工的な巨石群を獣道しかない山奥に人力で運ぶには限界があるはずだ。そしてきれいな三角錐の、これぞまさにピラミッドという姿。現在では、駐車場から30分で山頂まで気軽に登れるルートもある。


葦嶽山全景。どこから見ても三角形

山中にはこうした巨石群が
至るところに

頂上にある“日本ピラミッド「葦獄山」”の看板