イギリスのストーンヘンジをはじめヨーロッパ各地やインドなど世界中に分布するストーンサークル。あまり加工されていない巨石を用いた巨石記念物の一種で、名の通り自然石を環状に配置したもので円形が基本。日本では北海道や東北に数多く見られ、縄文時代後期の遺構である。八ヶ岳の南麓に位置する金生遺跡でもこのストーンサークルを見ることが出来る。金生遺跡は、縄文時代後期から晩期にかけての遺跡で、竪穴式住居の集落跡と膨大な数の石を集めた配石遺構からなっている。ストーンサークルについては墓施設説、祭祀・信仰施設説がある。
八ヶ岳南麓には、縄文前期から中期にかけての八ヶ岳山麓遺跡が有名であるが、この金生遺跡の発見により、縄文時代を通して文化が栄えていたことが伺える。石組み、つまり祭壇はあたかも八ヶ岳を望むかのように配置されていて、山を神聖視していた縄文人の心にちょっと近づいた感じがした。

八ヶ岳を望む金生遺跡。
中央の石組みは
ストーンサークル